旗の由来と起源

旗は、とても古い歴史をもっています。 世界史上で確認されている最古の旗は、紀元前3000年以上前の古代エジプト時代に遡ります。 古代エジプトの旗は、主に王国内の地域を区別するために用いられていました。旗の形は、ポールの先端に模様を彫刻したものでしたので、現在の旗とは違っていました。 古代エジプトのほかにも、ギリシア、ローマ、中東などの古代文明が、同じような目的で旗を使用していたことが分かっています。

日本に布を使った旗が初めて伝来したのは、3世紀、卑弥呼が活躍していた時代とされています。 「魏志倭人伝」によると、「魏の国が卑弥呼のために旗を贈った」と記されています。

旗という言葉使われるようになったのは梵語のpataka(パタカ・波多)から中国語「翻」→「幡」→「旗」となった説があります。 布がはためく音を模して出来た言葉のようです。

印刷方法について

  1. 本染め

    暖簾や団体旗など1点物の場合によく使われる加工方法です。
    反応染料をつかって、裏面まで染め抜きます。糸から染めるので、色の定着性が良く、水による退色に強いため、選択ができます。長期使用をお考えの方にもおススメです。

  2. シルク印刷

    版を作って、水性顔料で印刷します。同じ柄をたくさん製作する場合にコストが安くなります。ボンヂでしたらほぼ100%裏抜けしますが、トロピカルですと、裏抜けは70%程度です。スクリーン版幕を作成し、顔料で染める。画像を微細なアミ点で表現する。版代がかかるので、大ロット向き

  3. 昇華転写

    版を作らず、インクジェットプリンタで出力します。化繊の場合で、枚数が少ない場合は、こちらの方法になります。裏抜けは、ボンヂで80%程度、トロピカルで60%程度です。フルカラーでの印刷が可能です。分散染料インクをインクジェットプリンターにより転写紙に印字して、その転写紙とプリントしたいメディアを熱ローラにて加熱して印刷する。版を作らないので、比較的小ロット向き。

形状 ・ 縫製について

屋外で、掲揚して使用される場合、旗上下スミをレザーで補強して、紐を通すための穴をあけ、ハトメをつけます。
もちろん、ハトメを上2カ所につけたり、ハトメのないものも製作可能です。
一般的に、生地は切りっぱなしにせず、周囲を縫製することが多いです。
レザーは、裏側のみに当てて、表からレザーを見えないようにすることもできます。

ハトメ

補強の革をつけて金属の穴を開けます。
ひもを取り付けるために使われます。
大きさは様々なものがありますので、用途に応じて適したサイズの加工をします。

袋縫い

筒状に縫って、棒などを通す方法です。
振った時に旗がうごかないようにひもやストッパーをつけます。

三巻

木綿などの生地はホツレ止めの為に生地の端を折り返して縫います。

素材について

エクスラン・Xラン(アクリル系)

軽くて丈夫。掲揚する旗向きの素材。社旗 ・ 校旗などにお薦めです。
シワになりにくく高級感があります。太い糸でざっくりと平織りされているので、風抜けも良いです。

富士絹(ふじきぬ、絹)

洋服地にも用いるしなやかな平織りの絹生地です。
撥水加工をする事により、屋外/雨天時にも強くなります。
シワになりにくく光沢も抜群です。

天竺(綿)

綿の一般的な染旗用生地。 白色がとても大切な場合には、綿の白の特長を生かせます。
斜めの張力に対し弾力性のある綿バンデンという高級生地もあります。やや厚めの綿素材。お値段やや安め。

シャークスキン

天竺木綿よりも厚手。素材は大きく2つに分かれます。一般的には、綿で製作された方が、長持ちします。

ツイル(ポリエステル)

ポリエステル系の厚手/高級生地です。
細かなデザイン/グラデーションなどが入る旗に向いています。

スエード(ポリエステル)

ツイルより薄いですが、その分”柔らかい風合い”があります。

ポンジ

「なにしろ安く」という場合には適しています。(手旗などには軽くて良いです)